■ ID | 519 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 首都圏における過去20年間のNO2高濃度広域汚染推移 |
■ 著者 | 小川和雄
埼玉県環境科学国際センター 伊瀬洋昭 東京都立産業技術研究所 |
■ 出版元 | 日本環境学会 |
■ 出版年 | 2005 |
■ 誌名・巻・号・年 | 日本環境学会第31回研究発表会,平成17年7月3日 |
■ 抄録・要旨 | 環境省はNO2汚染について毎年、「1時間値の1日平均値」で定められた環境基準の適否と、年平均値による汚染の推移について報告しているが、健康影響を考えれば、環境基準策定のクライテリアである年平均値0.02〜0.03ppmを達成したかどうかの評価がより重要である。
東京及び23区の環境基準クライテリアの超過率等の時間的、空間的変動について再評価した結果、都内区部におけるNO2環境基準の達成率は近年に至り改善傾向がみられるが、年平均値では長期間にわたって高濃度横ばいの状態が継続していた。一般局データのみによる等濃度線図では、区部の大半の地域で長期間に渡り、環境基準のクライテリア上限値である年平均値0.03ppmを超過していたこと等が確認された。また、沿道における距離減衰は平均的には道路近傍で大きいが、健康影響の懸念される著しい高濃度時には、距離減衰は小さく、23区全体の広域汚染現象によることが多いことを示した。 |
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